96/08/01「白砂山」

白砂山登山口─(0:50)→地蔵峠─(1:40)→堂岩山─(1:10)→白砂山
                     ←(0:45)─           ←(1:20)─          ←(1:00)─


 野反湖終点のバス停前に登山道入り口がある。平成4年には皇太子も登られたようで、登山道入り口には記念碑が建てられている。笹刈りした斜面を登り、中段を巻いてハンノ木沢へ下り、対岸に渡るとすぐ分岐。右手が東電の水路見回り道で行き止まり。


 この分岐より少し登ると水路トンネルが右手にぽっかり穴をあけている。これより急登、途中東電の水路見回り道が左手に再度現れる。この分岐よりひと登りすると地蔵峠の十字路である。ここは峠という感じはなく、和山への道を分ける尾根の中腹であり、左に下れば渋沢ダムを経て和山、秋山郷。右に少し入れば地蔵様のほこらがある。


 地蔵峠をまっすぐ登り地蔵山を越え、しばらく広い尾根を進むが、ひと登りしたところに水場の表示があり、キャンプ適地となっている。刈払われた道を左に3分も進めば、小沢に冷たい清流がある。北沢の源流である。


 尾根道はここから急登になり、ジグザグに急斜面を登り上げたところが堂岩山だ。ここで正面に白砂山の雄姿と佐武流山を眺め下る。鞍部までの途中に分岐の三叉路があり、右手に向かうと八間山。白砂山へは、この分岐をまっすぐ進む。小笹の中にクルマユリやニッコウキスゲの咲く稜線を快適に進む。


八間山分岐の三叉路


 右側には一段下って笹の窪地があり遅くまで雪を残している。小さなピークを二つほど越えて最後の詰めにかかる。このあたりはハイマツとシャクナゲ群生地帯で、開花の頃だとさぞ見事であろうと想像しつつ、やせ尾根の急斜面を這い上がる。ここが頂上かと思われる所を2,3越えてあっさり頂上に着く。頂上は2つの峰からなり、三角点は西峰にある。


 質素な山頂だが野反湖周辺の山では唯一森林限界(標高の問題ではなく気象条件による)を超えた山頂である。360°の展望が効き望め、岩菅山、佐武流山、苗場山の眺めもよい。


 上ノ間山を経て三国峠へぬける縦走路と、佐武流山を経て苗場山への縦走路は、昭和57,58年の台風で荒らされたまま手入れがされていないので、風倒木と根曲がり竹の藪こぎの重労働を相当覚悟しなければならない。ヤブ山経験者の上級コースだ。根曲がり竹の密叢地帯では正規ルートを探すこと事態困難である。


 先人の残した偉大な遺産をこのまま衰退させるのはしのびない。縦走路の再整備を望むところだ。いずれにせよ上記の二縦走路には、最新の情報と、十分な水と食料、そして万全の装備と体力で臨んでもらいたい。

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