こんにちは。私は新潟大学4年の***と申します。
尾崎さんのホームページを興味深く拝見させて頂きました。とくに、山行記は
この付近詳しいものが自分の手元に少なく、熟読いたしました。
私はワンダーフォーゲル部に所属し、厳冬期以外の縦走を行っております。
実は、以前から苗場~白砂の薮こぎ縦走を計画しておりましたが、資料が少
なく計画は滞っていました。
今回、佐武流の登頂されたとのことですが、ルート状況、危険個所、水場(佐
武流の水場は通年出ているのでしょうか?)、テントサイト等を、ぜひ詳しく教
えて頂けないでしょうか。お忙しいところ大変恐縮ですが、2~3日中に教えて
いただけないでしょうか。よろしくお願いします。
県境のルート等、お伺いしたいことがまだまだあるので、また、メールを出しま
す。では、今日はここで失礼します。
> お急ぎの様なので、野反湖から順に要点だけ伝えます。
> 1,野反から白砂まで特に問題なし。
> 2,堂岩の水場は整備よく枯れる心配なし。
> 3,堂岩の水場に下がる場にテント3張り可。
> 4,白砂から苗場に向かう分岐は踏み跡濃く良し。
> > リメールを頂きました。急がせてしまい申し訳ありません。
> > 大変参考になる記録を教えて頂き、どうも
> > ありがとうございました。もう少し不安な箇所がありますので、恐縮です
> > が教えて頂けないでしょうか。
> > 日地出版のニッチマップには白砂山北面に地塘があるそうですが飲料
> > できますか?
> > あと、分岐や頂上付近にテント(六人用)を張れますか?
> > > RE1:飲料不可です。白砂から堂岩へ向かって1回目のピーク南面に
> > > もありますが、これも不可です。
> > > 時期によりますが、沖ノ西沢ノ頭南側稜線、佐武流南東側稜線に、
> > > それぞれ2-3カ所池塘がありますが、あてにすべきでありません。
> > >
> > > RE2:白砂の分岐から沖ノ西沢ノ頭へ向かい30分くらいの所にテント
> > > を張るのに良さそうな平場があります。
> > > 白砂山頂もOKですが、狭いし風が強いので、おすすめできません。
> > >
> 5,沖ノ西沢ノ頭手前の2カ所の鞍部の笹のトンネルにはよく注意して
> 入ること。(だまされやすい)
> > 笹のトンネルとは、背丈以上の笹で視界が利かず、踏み跡やニセモノ道
> > があるということですか?
> > > RE3:そのとうり。降雨時水が流れ出来たもので、道と誤りやすい。
> 6,2回目の鞍部にテント1張り可。
> > これは沖ノ沢ノ頭すぐ南の鞍部でしょうか。上記地図付属の資料には、
> > 鞍部は広く幕営に適し、踏み跡も明瞭、とかかれておりましたが、
> > 現在ではだいぶ状況が変わって薮が茂り、一張りしか張れないとのこと
> > ですが、どうでしょうか?
> > > RE4:そのとうり。
> 7,沖ノ西沢ノ頭から赤土居山(赤樋山)の間、足下注意。
> 笹で亀裂が見えません。滑落すれば終わりです。
> > 岩場になっているのでしょうか。越後側はいっきに切れ落ちていると
> > 手持ちの資料に書いてありましたが、大キレットの様に左右切れ落ち、
> > そして笹がルートをふさぎ、そのうえ亀裂が何カ所かあるということで
> > しょうか?亀裂はどのようなものでしょうか?
> > 巻いて行くことはできませんか?風雨の時、少し心配です。
> > > RE5:清津川側だけ切れ落ち、亀裂は、またいでわたれる程度で問題なし。
> > > 木や笹の手がかりも充分でよく注意して歩けば大丈夫。
> 8,赤土居山(赤樋山)から佐武流山までの鞍部まで根曲がり竹濃し。
> 9,赤土居山(赤樋山)から佐武流山までの鞍部に私たちの作った
> テン場(1張り)有り。
> 10,佐武流山頂まで特に問題なし。
> > 踏み跡や道はこの区間に限らず、たどれる箇所はありますか?
> > また佐武流頂上付近は木々が倒れ歩きづらいため、別の巻き道が
> > あると書かれておりましたがどのようになっておりますか?
> > > RE6:踏み跡や道はほとんど無いと考えた方が正解です。
> > > 獣道を利用したコースです。
> > >
> > > RE7:あくまでも稜線沿いの目印を目指すこと、巻き道と思われる箇所や
> > > 旧道(本来のコース)に入るとアルバイトがきついですよ。
> 11,佐武流山から1ピークを越してからの下りからルート、バラバラ。
> (猿面の峰に迷わないよう注意。)
> > 地図を見る限り、踏み跡がなければ視界不良時には、猿面峰や、
> > 1900m辺りからワルサ峰にも行ってしまいそうですが、道や標識は
> > 見つけやすいでしょうか。
> > 特にこの辺は尾根が広そうなため少し不安です。
> > > RE8:山頂から東側の稜線沿いにたどればよいでしょう。旧道は西側の
> > > 樹林帯にありますが、現在は利用されていないようで、迷いやすい。
> > > 1910m付近の目立つ所にステンレス道標(15センチ角)2枚、
> > > ツガの木に今回打ちました。
> 12,佐武流山とナラズ山との鞍部の西赤沢源流に水場有り。
> かなり下らなければならないが水涸れの心配ない。
> 途中テン場有り(2張り可)
> 13,佐武流山とナラズ山との鞍部に下る途中にステンレス製の道標有り。
> 14,佐武流山の水場からナラズ山、赤倉山は未調査。
> 15,赤倉山から先の登山道は整備されているとの事です。
> 16,13,のステンレス道標からワルサ峰まで缶ビールで作った
> プレート有り。
> 17,鉈目とビニールテープを頼りに檜俣川へ下る。
> 18,檜俣川手前のカラマツ林の中は藪し、注意。
> 19,檜俣川の支流、トマグチ沢と悪沢の間西側に林道への山道有り。
> 20,和山まで林道徒歩1時間。
>
> イ、白砂から佐武流山までは、プラスチックのプレートをメインにルート
> 探索して下さい。
> ロ、ルートが難しいところほどプレートやテープの手がかりが無く散ら
> ばっています。早く統一したいものです。
> ハ、個人的見解ですが1パーティに一人は鉈をもってほしい。
> テン場設営に使用するのでなくルート整備に役立ててほしいのです。
> 時間はかかりますがルート保全の意味では効果大です。
> この点に関して掘り進めていきたいと思 います。
>
> 最後に、
> ・2日間で24時間の行動時間でした。(鉈を振るいながら歩いたので)
> ・本当は、鉈目以外の目印は付けたくありません。
> ・ボランティアの限界です。
> ・詳細は時間がかかりますが予告どうり掲載します。楽しみにしていて下さい。
> > エスケープルートとしてこの道を使用したいと考えております。
> > また、やはりこの道も大変な薮こぎを強いられるのでしょうか。
> > その場合、プレートなどはすぐにみつかりますか?
> > 特に水無尾根から檜俣川へ曲がる箇所が難しそうですが、
> > 迷わずゆけるでしょうか。
> > また、雨天時等の沢の増水時に、沢を渡ることはは可能でしょうか。
> > また、カラマツ林の中は踏み跡など目印はありますか?
> > > RE 9:ワルサ峰はピークに針葉樹(アスナロ)が5-6本、針を刺した
> > > ように見えます。
> > >
> > > RE10:藪こぎは1回目のピークまでです。
> > >
> > > RE11:水無し尾根分岐からは、缶ビール(アサヒスーパードライ)で
> > > 作ったプレート(5センチ角)がワルサ峰まで。
> > > ビニールテープは下記RE:13まで。
> > >
> > > RE12:1574m付近から右へ巻きながら下降します。
> > >
> > > RE13:1250m付近、檜俣川沿いに明瞭でないが巡視路あり。
> > > 国土地理院発行の2万5千分の1の地図で栄村と表記
> > > されている”栄”の字の辺りの平場がカラマツ林です。
> > >
> > > RE14:巡視路を下降していけば檜俣川に出られます。
> > > すぐ目の前を徒渉すれば整備された歩道となり、
> > > 林道に出られます。
> > >
> > > RE15:檜俣川の普段はくるぶし付近まで濡れる程度で、飛び石で渉れます。
> > > 増水時に濁りがなければそんなに危険ではないでしょう。
> > > 沢登の経験があれば判断できると思います。
> > このルートでネックなのが水場が一箇所しかないことです。
> > 他に池塘などないでしょうか?
> > > RE16:私の知る限りではありません。
> > > 無いと考え行動するのが最良でしょう。
> > また、ふつうに歩いた場合の区間ごとの想定コースタイムを教えて
> > 頂けると幸いです。
> > > RE17:野反湖-(2:00)→堂岩水場-(2:00)→白砂山-(3:15)
> > > →沖ノ西沢ノ頭-(1:35)→赤土居山(赤樋山)-(0:30)
> > > →鞍部テン場-(2:00)→佐武流山(2:15)
> > > →水無し尾根分岐-(下り0:30、登り0:40 注;空身タイム)
> > > →水場
> > > 水無し尾根分岐-(2:00)→ワルサ峰-(3:00)→林道
> ・大高山から赤石山の縦走路、復活したそうです。近く確認します。
> > そうですか!前々から関心持っていたルートなのですが通行禁止と
> > ういうことで諦めておりました。うれしいです。
> > ところで、私たちも鉈を持ってゆこうと思います。縦走のため時間的
> > 制限がありますがちょこちょこと鉈を振ってゆこうと思います。
> > あと、この区間の資料としてエアリアマップやニッチマップが手元に
> > あるのですが、書かれていることは現状とは異なる部分はあるので
> > しょうか。もし手元にそれらをお持ちでしたら、教えてください。
> > > RE18:昭文社発行のエアリアマップ97年度版の志賀高原・草津の
> > > 調査執筆を手伝いました。ワルサ峰ルート表記されています。
> > > 参考にして下さい。
> > > ただしプリント漏れ有り。ワルサ峰から林道までの間で、
> > > 登り3時間半、下り3時間の表記が漏れております。
> > > このマップを見、コースタイムを鵜呑みにし入山する人が
> > > いないよう祈るばかりです。
> > >
> > > 最後に RE8では赤い布テープが有力、それ以外はプラスチックプレート
> > > (廃品利用したので、赤、黄色、水色他いろいろあり。約4センチ角)
> > > を最有力とした方が歩きやすいです。
> > > 以上
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