98/07/15おやじ さようなら

 今年の六合山岳会の夏山登山は上信国境を歩くことになり、その調査登山を15日16日の一泊二日で行って来ました。


  コースは私の棲む小倉部落から、バイクで馬止メ迄行き、一ツ石-オッタテ峠-ダン沢の頭-赤石山-鉢山-草津峠-横手山(泊)-芳ケ平-大平湿原-元山-小倉である。同行者もなく、曇り時々霧の天候では、ただただ歩くのみ。


 約9時間半で宿泊目的の横手山頂ヒュッテに着く。去年開通したコース以外は整備状態も良く快適に歩けました。赤石山から野反湖方面はまだ刈り払いが行われておらず、新しく芽を出したネマガリ竹が歩行を妨げ、しかも、去年刈ったネマガリ竹の枯れた茎に足を取られ登山道としては、まだCランクです。


  それでもつい最近ここを歩いた人の形跡がある。笹の先をくじりながら歩いたらしい。17日に判明したのですが、以前私のHPを見、感想を送ってくれた人でした。山の世界は狭いなー、Hayasiさん、報告のメールありがとうございます。
(Hayasiさんのメールに、ゴミに関するありがたい指摘がありました。その件に関しては、25日26日に行われる六合山岳会でも話し合い、後に報告します。)


 翌日、元山を目指し下り始める。途中、4ヶ月ぶりで(スノーモービルで積雪期に来ました。)芳ケ平ヒュッテに寄る。 親子二代続いたと云われる二代目の管理人は、数年前亡くなったと聞いた。今は誰も管理することなく寂しく佇む山小屋です。便所の鍵が開いていたので16年ぶりに入る事にした。中の印象は少々荒れているものの、以前のままで、古き良き時代の山小屋そのままでした。


 日めくりが93年10月28日のまま、お茶代一人100円、ブドウ液200円、宿泊1泊2食5000円の品書きが今も・・・。誰もはばかる事なく、以前寝たベットに腰をかけ暫く感慨に耽る。


  ヒュッテを出ようとした時、誰が書いたのか風呂場のドアに白墨の走り書きが眼に飛び込んだ。


おやじ さようなら


 おもわず、目から熱いものが、切ないよ・・・、まるでドラマじゃないか。


このヒュッテも今年の秋には水周りを修復し、管理人が入ると云われている。(私の知人夫婦で、詳しくは決定次第報告します)


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