00/03/24雪崩

 横手山頂ヒュッテで従業員をしていた頃なので、二〇年前の話しです。(古い話ですが今でも通用します)


 当時はヒュッテのお客さんが草津へツアースキーをすることが多く、また、東京方面に帰る際の時間短縮もあり草津へ降りる人が大勢いました。


 私も案内で草津へスキーで降りたことも何度かあり、当時の私の帰るルートは、白根火山ゴンドラ-逢ノ峰リフト-白根火山駐車場-白根山2160のケルン-志賀草津道路(2060鞍部)-坊主山-山田峠-池ノ塔山-渋峠-横手山でありました。(徒歩約2時間半。一人でガスった時には心細い思いをしました。)


 <山田峠南の雪崩情報のあるところは>私は坊主山と教わりましたが、一度教えられた正式ルートを無視し、志賀草津道路(2060鞍部)からそのまま山田峠に向かいトラバース(標高2060mに沿って)しかけ、途中から怖くなり引き返した覚えがあります。


 日付はもう忘れてしまいましたが、二月の半ばだったと思います。進むつれ左の山側の雪が肩付近になった頃、例の「ズン」と云う音が聞こえたときにはもう足がすくみ「終わってしまった」と死を覚悟しました。


 以来、忠実に教え通りのルートしか歩かなくなりました。その、「教えられたルート」が、最近使われなくなったようなので、前置きが長くなりましたが、お話ししたいと思います。


 白根山の2160ケルンを降り、坊主山との鞍部の志賀草津道路(2060)からは、一旦坊主山に登り、頂上手前(2100m)から県境沿いに再度車道に降りるルートです。


 降りる際には、「長野県側の強風が当たる雪の薄い石が出ている所、県境をレールの杭に沿ってツボ足で降りろ」と教わりました。「絶対に群馬県側には降りるな」と、強く念を押されたのでした。(現在は単管のポールが立っています。)


 その禁を破り、「終わってしまった」と覚悟したとき何もなく現在生きているは単なる偶然に過ぎないと思っております。大変古い情報ですが、「先人」の忠告に対する「重さ」を痛感した事柄であり、現在も通用する事柄であると思い掲載しました。


 しかし、積雪量、天候によってもルートが変わる事があります。強風時であれば一旦樹林帯まで下がってから山田峠に上り返す方が安全かもしれません。


 つまり、ケースバイケースでありますが、荒天が予想されるときは行動しないことが一番安全です。当たり前か(^^;)。


追記:2.5万図で、山田峠と表記されているところから、南、約250mの区間が雪崩れます。

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