03/07/23 深夜の訪問者

 先週の15日(火曜)深夜から、我が家の居間にある猫専用の出入り口に狸が訪問する様になった。

 初期の頃は、飼い猫が撃退していたのだが、2-3日すると午後8時頃にも訪れるようになった。餌付けもしていないし残飯を外に捨てることなく、獣が寄りつく要因がないのにこう頻繁に来るのはどうもおかしい。

こんな具合です。
猫曰く、「いちびっとったら あかしまへんえ」 猫曰く、「なにをさらすねんいわすど」
「いちびっとったら あかしまへんえ」                         「なにをさらすねんいわすど」


猫曰く、「こらぁ どついたろかぁ」
「こらぁ どついたろかぁ」
威勢はいいが全身の毛が逆立っている。飼い主に似た。(笑)
(京都生まれなので、京の猫言葉を翻訳。ほんまかいな)


 そういえば、普段見慣れている狸にしては妙に毛艶が良いし色も心持ち薄い。 そして、器用に動かす長い指。 第一、個体差とはいえ、ここまで人慣れしており、攻撃的な猫(これも飼い主似)を恐れないのはどうかしている。

 おまけに、電灯が煌々とし、テレビの音にもお構いなしなのだ。

 沸々と好奇心が沸き上がってきた。
この際、部屋に引き入れ奴の正体を見極めてやろうと、猫を寝室に閉じ込め待ちかまえる事にした。

 深夜午前3時を回った頃、奴が現れた。
急激なモーションで脅かさないようにデジタルカメラのスイッチを入れゆっくりと構える。
奴は猫がいないかどうか慎重に入り口から伺っているが、注意が畳より上に行っていないためか安心した様子でアクリル板の戸を押し入ってきた。

 フラッシュを二回焚くも全くひるむ様子がない。
三度目に シャッターを押す直前、遂に目が合った。 ところが、ナニを思ったか室内を見渡しズンズン入ってきた!

 「いらっしゃい」(猫なで声で)

 嬉しさをこらえきれず声をかけてしまった。
まさにその時、私の声に反応し、前足を踏ん張り伸び上がったのだ!

 まるで、「おじゃまします」って礼をしているみたいで、思わず笑ってしまった。

 ところが・・・ん?

 あれれ??? もしかして・・・お前さん、アライグマ?
今の今まで狸と思い込んでいたのに、虚を突かれたとはこの事だ。

 おまけに、首輪までしている! 食べ慣れたペットフードの匂いに誘われたのか? 以前、飼われていた環境に犬や猫が居たためか?
道理で、人慣れしているわけだ。

 その後、申し訳なさげに後退し闇夜に去った。

しかし、だれだー!
こんな山奥に捨てたのは!
今は良いかも知れないが、冬は越せないぞ!
捕獲に協力するから、引き取りに来い!

(楽しい思いをさせてもらったので、叱りはしないから)


こんな具合です。
アライグマ曰く、「こわいにいさん いないみたいね」  アライグマ曰く、「よっこらせっと」
「こわいにいさん いないみたいね」                        「よっこらせっと」


アライグマ曰く、「へ?  アライグマ曰く、「え、え、えーっと」
「へ?」                         「え、え、えーっと」


アライグマ曰く、「こ、こんばんは」
「こ、こんばんは」
(間違いなく、聞こえた。ホントです。信じてください)




アライグマの拡大その1 アライグマの拡大その2
画像を拡大すると、長い指と首輪が見て取れる。

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