05/01/24依田尾川/仙の滝

仙の滝について以下のメールを頂きました。


Date: Mon, 24 Jan 2005 From:yamamoto     依田尾川の仙の滝を本日登攀しました所、ザイル長さで22~25メートル有りまし た。  不明部分は下の雪がどの程度か分からなかったので、おそらく24メートルかと思います。  下から見た目では12mと思ったのですが。51m53mのザイルを使用しての実測です。  傾斜は80度から84度くらいでした。


お礼と、情報掲載の承諾に加え記録と画像があれば紹介したい旨のメールを返信すると、快く承諾していただきました。
以下に、記録と画像を掲載します。




アプローチ1

アプローチ2

下準備

一段目雪を落としながら

繋ぎ目を越える

1本目のスクリュー

三本目スクリュー

5本目スナーグ

1人目の懸垂で、繋目崩落

 

世立八滝
依田尾川/仙の滝
アイス
2005年1月23日
10時に河原湯/不動の滝を偵察し、18人5ラインのTR(トップロープ)が掛かっていて、
超混雑の為、かねてより、目星を付けて於いた、当所に転進を決定した。
滝見ドライブインの下を所見すると、すでに4人が取りついて居たので。

世立集落に向かう。
13時に発見、西向きなので、不安に思うが、かなりしっかり凍っている模様で。
取りあえず、滝の下まで、行く事にする。
トレースがあり、先客かもしれないと思うが、1人分なので、同業では無い模様、
装備をして、トレースに入るが50メートルで引き返して居る。
そこから、膝上のラッセルとなり、相棒はワカンを取に車へ引き返した。
私はワカン無しで、ラッセルして、間もなくワカンと先頭交代する、橋を二つ渡り。
沢筋に出る、さて道は右と思われたので、進むが、岩に小さな標識が、打ち付けて有る。
しかし字は消えていて、意味がわからず、又、埋雪の為、どこが何処やら、さっぱり分からず、夏に偵察しておけば良かったと後悔した。
そこで、橋を左に沢筋を行く事にした、水深が分からず、真ん中は避けて行くが、二回ほど水に浸かった。
ラッセル一時間で基部に到着した。見上げると以外と傾斜がある。
左に大岩が落ち口の遥か上まで、有って真直ぐ水線とディエードル(本を開いた状態)状になって居る。
基部左半分は6m程、お団子アイスが出来て居て、さらに、主壁から剥がれて水平の亀裂が有る、その上に雪が積もって、雪を落として下の氷を出すが、5センチ程の氷の下に雪がサンドイッチに成っていて、バイルを打ち込むと、崩落する、滝の右半分はシャンデリア状で下の水流が透けて見える。
登れない事は無いが、不安定が予想されたので、敬遠して、左側のコンタクトライン近くに的を絞った。
さて、そのお団子と思った出っ張りの上まで行って、亀裂の中を覗いて、さて驚いた。
お団子では無く、岩の出っ張りで1メートル下を右方向に水平に水が流れている、
岩との間の隙間じゃなくて良かった、氷の内側の壷へ落ちたら、助からないから。
そして、主壁に飛付く様に取り付くが薄く、スクリューに耐える厚さが無いので、さらに、3メートル登る、1本目のスクリューを打って。
やっと安堵だ、そこからは、80度程度の雪の付いて居ない、氷だが。
以外と硬く、バリバリと割れる、登るにつれて、12メートル程と思った滝は、以外と長い、ザイルはすでに10mを越えて、快適に登って行って14m程行くとグランドするぞ、打てよと声が掛かる。
ブラックダイヤモンドのスクリューを捻込むと、パリパリっと氷が割れた。10センチ近く割れている様だ、落ちたら抜けるなあ。と思ったが、仕方ない、傾斜はやや増して登るにつれて、氷はパリパリと割れるような成った。
4本目のスクリューを打って、更に登るが傾斜が落ちるにつれて、今まで見えなかった落ち口までの距離が増した、スクリューはもう無いのでスナーグを打つが、スナーグはハンマーで打つので両手を離さなければならない、バイルにビレーを掛けて、打ち込んだ。さらに登ると、雪が付いて、その保温効果で、氷は薄く2センチ位の厚さになって、危険なので、左へバイルをクロスして、トラバースぎみによる。落ち口手前の雪の壁を突き破って、抜けた。
落ち口、上はのどかな、小川で水がチョロチョロ流れていた。さらに10m右の斜面を登り、潅木にアンカーを取って終了とした。

この滝は綺麗な容姿で見た目は滑滝で、小さいと感じたが、下から見ると、落ち口に向かって、傾斜が緩くなると、見切り線から上が見えなくなり、小さく感じる、登って行くと、どんどん長く成っていく、傾斜は80度程度でそれほど楽でも無いが、楽しい登攀が出来た。
下降は懸垂で、ダブルで35mでシングルでは届かない、登る前にシングルで良いんじゃないの?てな事言ってたが、ヤッパ何があるか解らないもんだ。

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